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大槌町便り ~仮設住宅での育苗講習会~

2012 年 12 月 21 日

横浜ゴムは、岩手県大槌町が進めるがれきを活用した「いのちを守る森の防潮堤」を支援するため、4月30日に第一弾となる「千年の杜」植樹会を開催し、町民の皆様を含めた543名で3,391本を植樹しました。【第1期植樹の詳細はこちら → がれきを活用した森づくりの第一弾

「大槌町便り」では、第1期に植えた苗木の成長や町の復興状況、2013年5月に予定している第2期植樹に向けた活動を継続的にお伝えしています。

 

今回は大槌町役場生涯学習課の佐々木健課長にお願いして、仮設住宅の皆さんと行った育苗講習会の模様をご紹介します。

たくさんの人に来て頂けるよう、仮設住宅に案内を掲示

 

■種子(どんぐりなど)からの苗作り方法:トロ箱にばら撒き法

①採取した種はバケツの水中に30時間   つける。基本的に沈んだ種を使う。

②トロ箱に腐葉土を混ぜた土を高さ8割位まで入れ、その上に種をばら撒く。

 

 

 

 

 

 

 

③種を満遍なくばら撒いた後、土を種が隠れる程度にうっすら被せる。(厚く土を被せない)

④その上に細かくちぎったワラを土が見えなくなる程度に被せる。(水遣りはワラが乾いたらやる)

 

 

 

 

 

 

 

 

翌年春、芽が出て二葉に伸びたらポットに植え替え。

 

■第1回育苗講習会

・日時:2012年11月15日 13:30~14:30

・場所:第7仮設住宅集会所前

・参加者:14名(男性2名、女性12名)

「立ってると疲れちゃうわ。座っても良い?」

「はい。はい。座ってください!」

 

 

 

 

 

 

 

採ってきたどんぐりを水の中で30時間浸します。虫食いは浮かびます。バケツは近くのショッピングセンター・マストで買いました。

どんぐりをトロ箱に蒔きます。トロ箱はいつもマストでお土産に買う三陸わかめ(肉厚でとても美味しいとわが家でも好評)を売っている店の方が親切にわけてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

上から土を被せます。やさしく、ほっこらと。

その上にワラを小さく切って覆います。おっと!ワラを忘れたので近くの枯れ草を代用です。準備不足を反省。皆さん申し訳ありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第2回育苗講習会

・日時:2012年11月15日 15:00~16:00

・場所:第17仮設住宅集会所前

・参加者:12名(男性3名、女性9名)

15時を過ぎると急に寒くなってきました。

「私にもやらせて!」とおばあちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

「次は私だよ!」「順番だよ」 「あらやだ」 寒い中和気あいあいでした。参加くださった皆さま、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第3回育苗講習会

・日時:2012年11月22日 15:30~16:30

・場所:第12仮設住宅集会所前

・参加者:10名(男性2名、女性8名)

寒い中、皆さん熱心に聴いてくれました。

「私にもやらせてよ!」皆さん熱心です。

 

 

 

 

 

 

 

はさみを持参された方も。今回はワラも準備してうまくできました。

地域支援員さんから頂いた漬物がとても美味しかったです。