新城工場製造2課仕上
羽田 喜一郎
11月20日~25日横浜ゴム従業員12名と富士ゼロックス、JSR、武田製薬工業、新日鉄エンジニアリング、花王、朝日新聞社の総勢35名(女性10名)でグローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークが企画した宮城県気仙沼大島の復興ボランティアに参加してきました。
私は出発の前日、東京に宿泊したのですが天気はどしゃ降り状態、、、、天気が心配でしたが20日の出発の朝は昨日の雨がウソの様な晴天でホッとしました。

<集合場所でバスに乗り込むメンバー>
気仙沼港の悲惨な光景はテレビ等で知ってはいましたが、その光景を実際に自分の目で見ると、それは言葉に言い表せないものでした。そして「復興はまだまだ 終ってはいない、更なる復興支援が必要だ」という現実を再認識させられました。この惨状を時間の経過とともに薄れ始めている被災地から遠くで暮らす人たち に、現状を伝える事も今回参加したメンバーの使命だと感じさせられました。
“まだ復興は終っていないんだよ!”ということを。

<今も手付かずの場所が残る気仙沼港付近>
現地でメンバーは島の民宿、石田屋さんと海鳳さんにお世話になりました。
私は海鳳さんにお世話になったのですが、毎食の心のこもった豪華な食事に驚いてしまいました。おかみさんの「こんな事しか出来ないから」という言葉に、“明日も頑張るぞ!”という思いが心の底から湧いてきました。

<海鳳さんの心のこもった食事>
島には原発事故の風評被害で引き取り先の決まらないガレキがあちらこちらに山積みになっていて、美しかったであろう島の風景は変わり果てています。

<引き取り先が決まらない廃車>
ボランティア作業は島の青年団・有志で構成された「おばか隊」による全面サポートのもと、メンバーは牡蠣の養殖用いかだ作る部隊と土のうを作る部隊に分かれて作業を行いました。
“何かしなければ”
“早く作業しよう”
などの思いから大汗をかいて作業していると、それを見たおばか隊の方に
「細く長くですよ、はりきらないでムリせずに作業してください」
と注意されてしまいました。
周りを見るとみんな同じ思いで作業していたのか、顔を見合わせて大笑い。

<いかだの材料運び>
怪我も無く、どこかから笑い声が聞こえてくる作業となり、体はきついが心は充実感と達成感で晴々しました。ご指導、ありがとうございました!!

<完成したいかだとメンバーで記念撮影>
島を離れる朝、作業を指導してくれた島の方々、サポートしてくれたおばか隊の面々が見送りに来てくれました。ほんの数日間を共に活動しただけなのに、なぜ こんなにも切なく、寂しくなるのか・・・・・・「緑の真珠」と言われた美しい島、気仙沼大島が1日も早く復興し、賑わいが戻ることを願わずにはいられませ ん。

<みんなで記念撮影>
最後に、今回のボランティア活動をサポートしていただいた方々には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
※これからボランティアに行こうか、どうしようか迷っている人たちへ
ボランティア活動で何が出来るんだろう?
役にたつのだろうか?
行ってもムダではないか・・・・
そんな事は全く考えなくていいです。
まず行って見てきてほしい!そうすればきっと何をするべきか分かるはずです。